2013年3月29日金曜日

胸と春(ラスト)

というわけで、大変に前置きが長くなってしまったけれど、春にぴったりなオッパイ言葉を見つけたので、ご報告したいと思う。

発語の気持ちよさを維持した上で、日本の伝統も感じつつ、散りゆく花びらの儚さもあって、ビジュアル的なイメージも広がっていくような、まさに今の時期、一番美しいのではないかと思われる最強の言葉だと個人的には思います。
それは。。。


『桜色のオッパイ』


......どうだろうか。字ズラを見てるだけでもなにか幸せな気分になってくるではないか。

......つまり、ええと、なんだかこれが言いたかっただけの5日間だった気もしてくるけど、まあそんな感じで、一週間お付き合い下さりありがとうございました。おつかれさまでした!

さてさて、明日は湯島のBar道で素敵な弾き語り2マンイベント。春の新曲ができたので歌いたいな。三月をよい感じで締めくくれたらいいのだけど。

2013年3月28日木曜日

胸と春⑶

ここ数日の寒さもなくなり、今日の東京は再び春の陽気である。

そういえば、花曇りという素敵な言葉があった。まさに今、桜の咲く頃の曇り空の天気のことだ。

花粉やいろんなものが僕は結構、目にくるらしく、この季節は基本的に瞼をパチパチしばたたきながら、いつもよりも更にぼんやりと過ごしている。

ボヤけた視界で見上げた空に向かって、
「ああ、今日は花曇りだなあ」
とか言うとそれだけで、ちょっと体の奥がぼんやり振るえるような感じがして、目は辛いけれど少しだけ嬉しい。

季節の言葉は素敵なものが多い。
やはりどこか儚さも秘めているのだろうし、華やかだったり香り立つような言葉も多い気がするなあ。そういう言葉をメールとかで、うまく使いこなせたらきっとモテるんだろうな(想像)!

そういえば、僕は前回、おっぱいを発語したとき、とても楽しい気持ちになることを力説したのだけど、それと今回のような季節の言葉を合わせることで更に素敵なおっぱい言葉になるかも、と思った。

いうなれば、季節感のあるおっぱい言葉とでも言おうか。そんなことをしばらく考えていた。

そして、なんと、なんと、見つけてしまったのだ。

(次回へ)

2013年3月27日水曜日

胸と春の谷間に

僕のブログのここ二日間の"春のおっぱい特集"が賛否大わかれである。

確かに、今回はいつになくしょうもない内容だけど、女性からの反応の驚くほどの薄さと、特定の男性たちからの異様に熱い応援メッセージがそれを如実に物語っている気がする。

しかし、春はやっぱり、おっぱいなのだ。仕方ない。

あ、それはそうとコーヒーコネタがアップされました!

鈴木雄介さんとの記事で、個人的なお気に入りはこれ→「コーヒーと"恋の吊り橋理論"の関係」

僕のコーヒー修行はまだまだだけど、今年は深煎り気味にがんばってみよう!と思います◎

閑話休題、そんな気合いも虚しく、明日もおっぱいについて書いてしまうのだった。。

というか、もはやどちらが閑話休題かわからなくなってしまってきているが、とにかく「胸と春」あと少し。

今日は窓から春雨を見ていた。マフラーを指で遊びつつ。

2013年3月26日火曜日

胸と春⑵

街を歩いていたりすると、ときどき、なぜか無性にオッパイ!オッパイ!と言いたくなる日があるが、思い返せばそんなときはだいたい気持ちや何かが不安定だったりしている気がする。

理性とは別のところで、体が無意識に安心を求めておっぱいという言葉を発したくなるのかもしれない。

〜フレイバー〜

僕は最近、朝のコーヒーを飲むとき、フレイバーとかを意識している。いまいちよくわかってないけど、コーヒーを味わうには大事な要素らしい。

ほのかなフレイバー

という言葉がある。これはとても素晴らしいと思った。
"ほのかな恋心"みたいに、ほのかという言葉は大体いい感じに使われるし、それにフレイバーがくっ付いたら最強ではないか。

"ほのかなフレイバーを感じながらコーヒーを味わう私"

もうそれだけで、おしゃれな曲が一曲書けそう!やった!

興奮してしまった。話を戻そう。おっぱいを言いたくなってしまう話であった。

おっぱい、と口で言うときに、口に広がるこの何ともいえない安心感と温もりは、コーヒーでいうフレイバーや後味などに近いものなのだろうか、とここ数日考えて始めている。

美しい言葉の発語感をコーヒー鑑定士のように言えたら素敵だなあ。

(次回へ)

2013年3月25日月曜日

胸と春⑴

桜が咲いている。歩く道、歩く街、いろんな場所が桜色に染まっている。

そして僕は春なのでおっぱいについて考えていた。
恥ずかしながら、春はどうしてもそっちに頭がいってしまうのだ。許してほしい。

『おっぱい』

僕はこの言葉に出会えただけでも日本に生まれてよかった、と思っているぐらいで、本当によい言葉だと思うのですが、いかがでしょうか。

発語感といえばいいだろうか、とにかくこの言葉を口にするだけで、穏やかな気持ちになるというか、大いなる大地にわたくしの顔ごと埋もれさせて頂くような安心を感じるのだ。

(次回へ)

2013年3月24日日曜日

ハムとチーズ⑶

そんなハームネーターに対し、僕も最初のうちは目も合わさずに

「はあ、そうなんですかー」

ぐらいしか言わなかったが、あまりにも毎度同じことを言ってくるものだから途中でだんだん面白くなってきてしまった。

「○○さん、それはやばいですよ!
今すぐ工場長のとこに行って、バシッと言ってやった方がいいですよ!」

などと思いつくままに言っていたら、数日後、本当に工場長の部屋に行ってしまった。

きっと、彼はバシッと言ったのだろう。
翌日、ハームネーターと僕が工場のライン長に呼ばれた。

"あの、もう来なくても大丈夫なんで"

こうして僕たちのハム工場の日々は終わったのだった。

いつものように二人でタイムカードを押して、一緒に工場を出た。そして、いつものように"おつかれさまでした"と言って僕らは別れた。

「I'll be back」

さすがに親指はあげていないけど、そんなふうに勝手にシュワルツネッガーの声を頭の中で再生させながら、去りゆく後ろ姿を見ていた。
その背中は、なんだか清々しさを感じるほどで、妙に夕日に映えていたなあ。

帰り道、自販機で缶コーヒーを買った。チャイムの中でぼんやりと浮間の街が揺れていた。

いやはや別れの季節である。
彼は元気だろうか。まだ追われているのかしら。逃げ切れたのならいいけれど。

2013年3月23日土曜日

ハムとチーズ⑵

慣れてしまえば暇な作業なので、自然と僕たちは少しずつ話すようになったのだが、彼はターミネーターとは違う意味で、なかなか危険な男だった。

彼は日々を妄想と戦っているようで、基本的に誰かに追われている様子なのだ。終始周りに目を光らせている雰囲気がターミネーター的に映ったのかもしれない。

本人いわく部屋に盗聴器が仕掛けられているらしく、なぜかはわからないが工場長に盗聴されているという。
話を冷静に聞いていると、どう考えてもそんなことはないのだけど、彼は僕の隣で高速でハムに紐をかけながら、盗聴されていることを熱く訴えるのだった。

(次回へ)

2013年3月22日金曜日

ハムとチーズ⑴

すっかり春らしくなり、陽気と不安でよい曲がたくさんできている。
3月31日の湯島、4月19日の青山で披露できるよう完成度をあげているのだ。

それはそうと、春は別れの季節である。
これは冬の出来事だけど、あるおっさんとの別れを思い出したので、なんとなく書いてみよう、と思う。

もう7年ぐらい前になるだろうか。北区にあったハム工場のバイトで僕らは出会った。

冷凍庫のようにギンギンに冷えた工場内でお歳暮用のハムに紐をかける簡単な作業だが、彼もそこにいて、信じられないぐらいの速さと正確さで次々と紐をかけていた。
体が大きく筋骨隆々、無口で機械的な動きから僕は勝手に
「ハムターミネーター(略してハームネーター)」
と呼んでいた。

(次回へ)

2013年3月15日金曜日

東西線と南北線

京都から帰ってきた。

そして、コーヒーを飲んで、あーだこーだと原稿を書いていた。なんと今日は私の新連載の締め切りなのだー。詳細はまた◎

叡山電車でのライブはとにかく楽しかった。
朝の新幹線で昼過ぎに京都に着いて、木下美紗都さんと合流、打ち合わせランチしてリハしてライブして缶ビール買って帰る!という結構ハードなスケジュールだったけど、新鮮なことばかりだったので、あっという間の一日だった。

イベントにご来場の皆様、というか、電車ライブだから、"ご乗車"の皆様、どうもありがとうございました。

今日の深夜はフィッシュマンズナイト。四曲ほどカバーやります。
書く、書く、歌う、の三拍子で今夜は走り抜くぜ。






2013年3月13日水曜日

エビとアボカド

3月11日、朗読劇『銀河鉄道の夜』東京公演が無事終わりました。

そして、同じ日にまさかの(というか、かなりアクシデント的だったけど、、)イラストデビューしました。

どちらも"続けること""始めること"に意味を感じる場所でした。
きっかけを与えてくれたたくさんの方々に改めて感謝を。

考えてみるとこの2週間は、
4つのスペシャルなライブを経験させて頂いて、
かと思えば2日間で走行距離1000kmという、いささか無理のある東北フィールドワークを敢行しつつ、
はたまた何年ぶりかのジャケットを着て晩餐会にも出掛けてしまうぞ!という、なかなかありえない密度の時間だった気がする。

とにもかくにも"ありがたや"です。
明日は京都叡山電車、明後日はフィッシュマンズナイト。
どちらも楽しみ!頑張る!カッコよさげ!!

あと、朝のコーヒーも一勝三敗ぐらいになってきました。ときどきおいしいかもしれない。春はもっと勝率あげたいですね。

2013年3月6日水曜日

目薬と耳栓

3月11日の朗読劇『銀河鉄道の夜』東京公演がすでに予約満席です。ありがとうございます!

現在、それに向けての大規模なフィールドワークの準備中。
明日、明後日の二日間、古川さんと映像監督の河合さんたちと東北に行くのだ。僕は花巻や大船渡で現地の音たちをレコーディングして、その素材を公演で使用するつもりである。

そんな緊張感の中、一件落着のお知らせです。
先日のブログの疑問がついに解決しました!!

ナイススティックの袋が新しくなったことについて、ヤマザキパンのお問い合わせ窓口に電話したのだ。

聞くところによると、なんと、僕が新装パッケージに気づいた2月、まさに商品自体が変わったのだそう。

「クリームの味を改良し、乳脂肪が増えました」(お客様窓口)

人知れず(僕が知らなかっただけだけど)ナイススティックはナイススティックなりに様々な変化を遂げていたらしい。

味が変わると、合う飲み物も変わったりとかするのかな。聞いておけばよかった、また電話せねば。。

よりナイスに、日々変化し続けるスティック伝説はまだまだ始まったばかりです!
(変な感じにまとめてみた)

アンチョビとオリーブ

コーヒーマスターの鈴木雄介さんと電話していると、結果的にいろいろレクチャーをしてくれるので大変ありがたい。

豆の違いなど少し詳しくなったが、自分で味を確かめてみたわけではないから、あまり意味はないかもしれない。
しかし、知識が増えるだけでなんだか強くなった気がしてくるから不思議だ。

童貞のときに買った「HOW TO SEX vol.4」を読了したときも万能感に包まれた。
もともとガリ勉体質なので、ページの隅々まで夜通し読み、様々な名称を覚えたり、当時の知識は童貞の中では最強レベルを誇っていたと思うが、そんなことより、もっと自分磨きをすればよかったのである!痛恨のミス!

それはそうと、今日は素晴らしい打ち合わせができた。新たな制作へ素敵なスタートが切れそうだ。
またいろんな知識が必要になりそうですが、「HOW TO SEX vol.4」の集中力をそのままに、ガリ勉的にがんばります!

2013年3月5日火曜日

コショウと醤油

コーヒーを飲んでいる。

朝だけではなく夕方も飲んでいる。

香りを楽しむ男のコーヒー好きアピールである。

そんなことはさておき、とある自分のプロフィールをそろそろ新しいのに更新しようと思って内容をやや変えた。

「詞を書き、歌うミュージシャン。」
というところを
「小説とカフェイン好きのミュージシャン。」
に変えたのだ。
趣味をさりげなくいれる、その感じが今にもモテそうではないか。

とはいえ、このプロフィールにするかしばらく迷っていた。

何に迷っていたかというと、もともとは
「小説とコーヒー好きのミュージシャン。」
にするつもりだったのだ。

しかし、ふと"自分はそこまで大々的にコーヒー愛を叫べるレベルではないのではないか"と思い直したのだった。

AKB48の曲に「大声ダイヤモンド」という曲がある。ひたむきなラブソングだが、なにごとも大声で言えるのはすごい覚悟である。

「お、お、俺は、
コーヒーが好きだあああ!」

と大声で言えるのか。ドリップすらおぼつかない今の自分にはまだ言えない気がする。

「お茶も好きだし、コーヒーと合わせてカフェイン系は大好きだあああ!」

これだったら言えそうである。

というわけで、プロフィールも早めの衣替えです。今後ともよろしくお願いします。

2013年3月3日日曜日

ロケットとチリトリ

朗読劇『銀河鉄道の夜』、東京国際文芸フェスティバルのスペシャルバージョン、無事に終わりました!
いい夜だった、皆さんありがとうございました。

そして、ロケットorチリトリ+小島ケイタニーラブも無事に終わりました!
いい昼下がりだった、皆さんありがとうございました。

『藪の中』から始まり、この一週間は本当にいろいろと無事に終わりすぎて、"肩の荷"が次々に降りている。
積み荷の業界でいえばきっと相当なハイライトだ。

なんというか、そもそも"肩の荷"は結構好きなのだ。

昔やったトラウマ的なバイトの一つにパン工場で砂糖をひたすら3.5kgずつ量(はか)るというものがあった。

量ったら袋にいれて置き場所まで腕でかかえたり肩に乗せたりして持っていく。置いたら戻ってまた計るのだが、これを繰り返していると、肩や腰がシビれてきて帰り道はかなりヨロヨロになってしまう。

終業ベルが鳴り、最後の3.5kgを置いたときは、確かに肩の荷が降りていく実感があった。開放感もあった。

しかし、しかし、やはり満足感は今の方が遥かに上だろう。
比べるものでもないが、肩に乗せる荷物選手権があるとしたら、今は満足部門でダントツの優勝候補である。

そういえば銀河鉄道の主役のジョバンニは活版印刷所で働いていた。
活字を拾うジョバンニは、パン工場で砂糖を計る自分とどこか似ている気もしなくはないので、なんだか"俺ももっと頑張ろう"と思ったのでした。

2013年3月1日金曜日

かえると覇王樹

昨晩の虚脱感とともに、ブログを書いている。緊張したのだ。

恐れていた晩餐会は立食スタイルだったので、ナイフとフォークに戸惑うことなく、トークも空回りすることなく、なんとなく切り抜けられたような気がしている。
ワインを人にこぼしたりするような失態もなく、まあ、とにかくよかった、、(安堵)

それはそうと、僕が驚いたのは出された料理のメニューだ。

「ニョッキとキノコのトマト煮
(改行)クスクスとともに」

いきなり倒置法である。これだけで詩的ではないか。
もう、なんだか言い方を変えるだけで、格調高く見えてきてしまうから不思議である。

そう思って、これを自分の日々の生活に当てはめてみた。

「こってりラーメン
半チャーハンとともに」

「チーズバーガーセット
割引券とともに」

なんか違うのだ。
やはり一つ一つのパーツが詩的なのだろうか。クスクスとともに、ってなんかかっこいいもんな。。

そんなことより、今日からが本番である。東京国際文芸フェスティバル、本日より三日間開催。僕は明日の21時、朗読劇『銀河鉄道の夜』です。

おいしいニョッキも食べたし、いいうた歌います!!