2013年12月31日火曜日

今年も一年ありがとうございました。


小島ケイタニーラブです。

今年も残るところあと少し、いかがお過ごしでしょうか。
この一年、大変お世話になりました。

今年はいつになく目まぐるしく、
本当に充実した音楽生活をすることができました。
体を壊すこともなく、なんとか大晦日までたどり着くことができたのは、
近くで、遠くで、いろいろな形でいつも応援してくれた皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。


そんなあとのタイミングであれなんですが、先日
書いたコラムを。
お正月のコタツの中ででも読んで下さいませ。


そして、そして、来年は大きなことが決まってます!

【来年より定期イベント『ラブナイト』を開催します】
先日のブログでも書きましたが、
2014111日より奇数月の11日に、定期イベント
「小島ケイタニーラブ トーク&イベント『ラブナイト』」を
西麻布にあるスイッチ・パブリッシングのブックカフェRainyDayで開催します!

第一回ゲストは戌井昭人さん。イベント特設ページ、情報更新しました↓
http://www.keitaney.com/love_night.html



【朗読劇『銀河鉄道の夜』、ドキュメンタリー映画の上映が決定しました】
『朗読劇「銀河鉄道の夜」(古川日出男・管啓次郎・小島ケイタニーラブ・
柴田元幸)』。今年も無事、全公演を終了いたしました。
『銀河鉄道の夜』制作メンバーとして、四人をずっと追い続けてくださった
河合宏樹監督によるドキュメンタリー映画が2014年3月9日、渋谷ユーロスペースにて先行プレミア上映することが決定しました。

ホームページはこちらです。http://milkyway-railway.com/movie/
詳細など分かり次第また改めて。


それでは。とりいそぎではありますが、感謝の溢れるままに。
よいお年をお迎え下さい!


小島ケイタニーラブ

2013年12月16日月曜日

ラブナイト開催のご報告

冬だ。
覚悟はしていたが、やっぱり寒い!

朝から晩まで凍えそうな日々だけど、貼るホッカイロをしてから少し別の感覚を覚え始めた。
自分の背中やお腹にいつになく熱を感じてるのである。
それはもちろんホッカイロの熱に違いないのだが、なんだか自分の体が熱を発しているような錯覚がしてきて、次第にテンションが上がってきた。


そのせいなのかは謎だけど、この冬は、いつになく曲が生まれている。
曲を書くというよりも、今は自分と曲の卵が常に追いかけっこをしている感覚で、こっちがダラダラしてると曲の卵たちに追いつけないので、とにもかくにも走っている。師走ならぬコジ走である。


そんな2013年も残りわずかとなりましたが、来年はさらに楽しみが増えました!

2014年、西麻布にあるswitchパブリッシング地下の"
Rainy Day Bookstore & Cafe"にて定期イベント
『小島ケイタニーラブ トーク&ライブ「ラブナイト」』
を開催することになりました!1月11日から隔月「11日」の開催です。
http://www.switch-store.net/hpgen/HPB/entries/16.html


小島ケイタニーラブ トーク&ライブ「ラブナイト」

【日時・出演】
2014年1月11日(土)
ゲスト 戌井昭人

2014年3月11日(火)
ゲスト 古川日出男、管啓次郎、柴田元幸(朗読劇『銀河鉄道の夜』メンバー)

2014年5月11日(日)
ゲスト 黒田征太郎

www.keitaney.comでもイベント特設ページがスタートしました。
ご挨拶や出演者の方のご紹介など、いろいろと更新していきたいと思います。

とりいそぎご報告まで。


今後とも何卒よろしくお願いします!

2013年10月25日金曜日

ツアーまとめ

今日から始まるツアー、簡単ですが、まとめてみました!ご参考までに。

【関西ツアー】

[10月25日(金)]
小島ケイタニーラブ@豊中 スペース草
19:30~ 2,500円(ワンドリンク付き)

大阪・豊中市のスペース草にて弾き語りライブをします。ギターと声のみ、ワンマンライブをたっぷりと。
せっかくなので、いろんな曲をやろうと思います。
詳細はスペース草 
http://www7a.biglobe.ne.jp/~space-so/index.htm 
までどうぞ!


[10月26日(土)]
スライド&ライブ『赤阪友昭×トワイ』@西宮 ウラン堂
18:00~ 2,500円(ワンドリンク付)

兵庫・西宮にあるウラン堂で開催中の写真家・赤阪友昭さんの個展『水のゆくえ、石の記憶 - uisce agus cloch - 』にてトワイとしてライブします。
http://www.towai.net/#!portraits/ckiy

素晴らしい写真の数々に呼吸を合わせてパフォーマンスできればと思います。よろしくお願いします!

詳細は赤阪さんHP http://www.akasakatomoaki.net/news.html
又はウラン堂HP http://www.uran-dou.com/ までお問い合わせください。


[10月27日(日)]
小島ケイタニーラブ@池田 アンテルーム アパートメント大阪
17時30分OPEN 18時START 1500円(ドリンク別)

関西ツアー最終日は大阪・池田市にあるアンテルーム アパートメント大阪にて弾き語りします!
http://www.anteroom-apartment.com/osaka/

会場のアパートメントもとても魅力的でむしろ住みつきたい気分です。豪華ゲストもいます。お楽しみに!



【アメリカン・マスターピース,MONKEY刊行記念イベント九州ツアー】

今月発売された柴田元幸翻訳叢書『アメリカン・マスターピース 古典篇』と柴田元幸責任編集『MONKEY』の創刊を記念して、柴田さんの朗読会を全国各地で開催します。

九州ツアーとなる熊本・福岡では小島ケイタニーラブが共にパフォーマンスします。
先日の西麻布rainydayでの刊行イベントと同じく、柴田さんの朗読と僕の歌・ギター、そしてときにはお互いの役割を入れ替えたりしつつ、楽しい時間にすることができればと思います。ぜひお越し下さい!

[10月28日(月)]
柴田元幸 トーク&朗読イベント『MONKEYの出発』

時間   18:30会場 19:00スタート(サイン会 20:00)
入場   1500円(限定80名)
場所   長崎書店3Fリトルスターホール

ご予約は、長崎書店店頭、またはお電話にて承ります。
TEL096-353-0555 
詳細はnagasakishoten.otemo-yan.net/ まで。

[10月29日(火)]
『MONKEY』&『アメリカン マスターピース』刊行記念柴田元幸トーク & 朗読会

日時:10月29日(火)19時30分から
会場:リブラボ(中央区大名1の6の8 2階)
主催:ブックオカ実行委員会・ブックスキューブリック
参加費:2000円(要予約)

予約:ブックスキューブリック
TEL.092-711-1180・メール info@bookskubrick.jp、    もしくはブックオカHP

お問合せ:ブックスキューブリックTEL.092-711-1180
詳細はwww.bookskubrick.jp/ をどうぞ。

この日のための書き下ろし曲「MONKEY」も演奏します。お楽しみに。

それでは、とりいそぎ。
みなさま、よい月末を!

2013年9月26日木曜日

味覚のタイムカプセル

ひさびさにメルマガを書いている。
まだ完成してない上に、他人事っぽく書いてしまってあれだけど、きっと明日か明後日ぐらいには配信できるのではなかろうか。。ご期待ください。

それとは関係ないのだけど、個人的にささやかなニュースがあるのです。

なんと、なんと、今日の僕のお弁当には混ぜご飯が入っているのである!!!


【味覚の季節】

そうなのだ。いつかの混ぜご飯を冷凍したものを今朝、解凍したのだ。

最近はPCでの作業が多いので、液晶画面に向かいながら、音声ファイルの圧縮→解凍、圧縮→解凍の毎日である。
しかし、当たり前だけど液晶の中なので、冷凍食品を解凍するときのように湯気や匂いは出てこないのだ。解凍するといい匂いが出てくるアプリとかあったらいいですね。

そんなことはさておき、今は混ぜご飯の話だった。

さすがに真っ白なご飯一つ一つを凍らして並べても、ルックスがどれも同じなので、それぞれを冷凍庫に入れた時の記憶とかはあまりない。

でも混ぜご飯の夜は覚えているし、その日のことや、その日に考えていたことなどを少しずつ思い出したりする。もちろん口の中に入れれば、そのときと同じ味がするに違いない。

そのとき、僕はふと気付いてしまった。

「つ、つ、つ、つまりこれはタイムカプセルではないか!」


【月に囚われた混ぜご飯】

お弁当は基本的に持ち歩き、自分の好きな場所や許された場所で食べるものだけど、お弁当にとってはこれはもう時空を超えた大変な大移動なのかもしれない。

想像してみよう。

例えば公園のベンチに座るとする。
カバンまたは袋からお弁当を取り出して、その蓋をあける。蓋の左右のプラスチックの留め具がカチャと音を立て、中から空気が溢れてくる。
そこにはタイムカプセルが眠っている、いや、今この瞬間に目を覚ましたのだ。

タイムカプセルを箸でつまみ、口に入れる。目で思い出し、匂いで思い出し、舌で思い出し、胃で思い出す。

この味、この感じ、僕の体を通っていったのは、何週間前だろう。

あの夜、僕の中で粉々になった混ぜご飯はさらに何かの細かい粒子になって、目に見えないパワーとかになって、細胞に生まれ変わって、うんことかにもなったりして、とにかく彼らはかつて僕の一部だったのだ。


【そんなことより】

それにしてもうまい。さすがは味覚の秋である。

僕は混ぜご飯に今の気持ちを聞いてみたくなった。
例えば自分がもし、この混ぜご飯だったらどんな気持ちになるのだろうか。

混ぜご飯にしてみれば彼らの最後の記憶はジャーの中なわけで、冷凍保存されて(映画『月に囚われた男』みたいに)、こんな場所で目を覚ますなんて考えてもみないだろう。彼らからしたら、今この瞬間がジャーの世界の続きなのだ。

______ゆっくりと目を開く。次第に視界が明るくなり、秋晴れの真っ青な空が見える。あれ、、さっきまで暗いジャーの中だったはずだけど、、ここはいったいどこだろう。こちらを覗き込んでる顔はさっきジャーから覗いてた顔と同じだけど、なんだか一瞬にしてやつれた気もする。ここはいったいどこ?______


そして、僕は不安でいっぱいの混ぜご飯に話しかける。

混ぜご飯よ。タイムカプセルから目覚めた混ぜご飯よ。

大丈夫、何でもないよ、と僕は君に言いたい。
君が少し目をつぶってる間にいい曲ができたんだよ。と感謝を伝えたい。

いつかの君が僕の中で細かい粒子になって、目に見えないパワーになって、もしかしたら涙にもなったかもしれない。
とにかく、僕の何かに生まれ変わって、やっぱりうんこにもなって、そして僕のメロディーになったのだと。

だから、混ぜご飯、この前はどうもありがとう。今日も心して頂きます。

そして、また近いうちに会いましょう。
(↑まだ一つ冷凍してあるので)

2013年9月25日水曜日

メルマガ告知

【メールマガジン】

ひさびさとなってしまいましたが、秋の訪れとともに配信いたします。

2013年9月配信予定

小島ケイタニーラブのメルマガ
「銀河の車窓から 秋の味覚が大集合~キノコ・タケノコ・プロトコル編」

今まで読んでくださった方には引き続き送らせて頂きます!

そして新たに配信希望の方はこちらまで空メール下さい。

なんだかんだで僕が人力で送ってますので、やや配信時間などにバラつきがあるかもしれませんが、何卒お許しを。

とりいそぎご報告でしたー!

2013年9月6日金曜日

ポタ充の夏


みなさん、お元気でしょうか。相当ひさしぶりの更新となりました、ブログ『実は付き合ってそうな二人』。
言い訳がましいけれど、聞いてほしい。僕はこの数ヶ月、ブログの代わりに別のものを更新していたのです。

それは、ポタージュスープである。

つまりポタージュスープを作っていたのだ。リア充ならぬポタ充である。

ポタージュはジュのあたりがフランス語っぽいと思っていたら、案の定フランス語だった。おしゃれだ。
アヒージョに続き(こっちはスペイン語)、自分の中ではちょっと背伸びをしたメニューだったけれど、ほぼクッキング童貞の僕でも様々なバリエーションが作れてしまうほど、シンプルなことを知ってしまった。

ずばりミキサーを使うのである。
あとは牛乳とかコンソメ?ブイヨン?とかを入れれば一気にそれっぽくなってしまう。
アボカドをいれたらアボカドポタージュだし、かぼちゃをいれたらかぼちゃポタージュ。コーンが入ればポタージュの代名詞とも言える「コーンポタージュスープ」の出来上がりである。

2013年夏。
悔しくて眠れない夜もあった。足を擦りむいた夕暮れもあった。バケツをひっくり返したような雨も、忘れた頃に届いた手紙も、葛藤、迷い、何かとの戦いも、どんよりとしたこの空もetc…ミキサーにいれれば何から何までポタージュで表現できてしまうのだ。

これを冷蔵庫に入れたら冷製スープの出来上がりで、食欲の出ない日にもピッタリ。おかげで夏バテもほぼしないまま元気に過ごすことができたのだった。

そんなポタージュの季節。まだまだ終わって欲しくないけれど、9月にも入ったので、そろそろまとめてみようと思います。とにかく濃厚な夏だった!


【6月のポタージュ】

◎PAPERSKY『ツール・ド・ニッポン』にて作家・温又柔さんと朗読イベントしました。
(温さんと初共演。楽しかったです。シバウラハウスという夜の東京を一望できる素敵なスペースで朗読&ライブしましたよ。)

◎明治大学の管啓次郎教授のコーディネートによる総合講座「つくるひとになろう」で特別講義しました。
(初の大学講義。教室はライブとも雰囲気が違うし、90分間だし、緊張しましたが、生徒のみなさんが居眠りせずに聞いてくれたのでホッとしました。)

◎初企画の『金星音楽団の一夜。』開催&無事終わりました!
(代官山「晴れたら空に豆まいて」にて。出演者・関係者のみなさま、そして観に来てくれたみなみなさま、本当にありがとうございました。アンコールの「おっぱいカントリー」はドン引きだったけどね!)

◎浅草にて、いとうせいこうさん、戌井昭人さんと朗読会しました!
(フィジカルテンポの「いぬ」朗読会。犬をテーマに弾き語りライブしました。「犬のおまわりさん」のカバーは、憂いがあってよい感じになったのでは。その数日後に発表された芥川賞候補に共演のお二人の名前が!という、思い返すとすごい日。)


【7月のポタージュ】

◎大阪心斎橋でライブしました。
(オガサワラヒロユキさんのリリースイベント。朗読劇『銀河鉄道の夜』関西ツアーを観て、今回も来てくれた、あたたかい関西のみなさん、ありがとうございました。また行きます!)

◎制作関係、いろいろ頑張りました。
(朗読劇『銀河鉄道の夜』のCDブック制作をしました。10年ぶりぐらいにメガネを買い、PCに向かい合う日々、、、)


【8月のポタージュ】

◎"古川日出男の「朗読空間」『東へ北へ2013-アサヒアートスクエアより』"にて古川日出男さん、黒田育世さん、松本じろさん、北村恵さん、大友良英さんと共演しました。
(古川さんの小説『聖家族』朗読を軸にした、二年ぶりとなるイベント。二年前と変わらず背筋の伸びるイベントでした。最後の全員参加セッションは緊張とリラックスが同居して、時間の流れが変わるような時間でした。よかった。)

◎トワイとして、千葉県市原『一番星ヴィレッジ』、福島県双葉郡『獏原人村』の二箇所でライブでした。
(千葉ではまさかの野宿となりましたが、蚊に刺された以外は最高の夜!楽しかった!照明の渡辺さんによるライティングが千葉も福島も幻想的で、あとで写真を見ながら感動。)

◎CDブック朗読劇『銀河鉄道の夜』制作が無事終了しました。CDのマスタリングは益子樹さん。
(僕のわがままに完璧なマスタリングをしてくださった益子さんに改めて感謝です。こちらの内容についてはまた刊行に向け、改めて書きます。)

◎江戸川乱歩、チェーホフ原作の舞台の音楽制作、演奏をしました。
(昨年に続いて、西麻布RainyDayにて今年もやりました。弾き語りしながら、ミキサー(こっちは音楽の機材の方)もいじるという、かなりアクロバティックな5日間でしたが、無事終わってよかったです。)

【そして告知解禁】今年もやってきました、舞台芸術の祭典『フェスティバルトーキョー』にて、「リミニ・プロトコル(ドイツ)」による日本公演のサウンドデザインをゴンドウトモヒコさん(pupa)と共に担当することになりました!11月29日から12月1日の三日間。会場は東京芸術劇場プレイハウスです。


そんな感じでしょうか。
また、それぞれについて、まとまり次第書いていければ、と思いつつ、新曲もたくさん生まれていて、早く歌いたい。ちなみに10月は各地でいっぱいライブが入りそうなので、これもまた改めて。

それでは。よい週末を!
これからもよろしくお願いいたします。

2013年6月27日木曜日

『金星音楽団の一夜。』動画だらけの前夜祭!

ついに明日となりました。小島ケイタニーラブpresents『金星音楽団の一夜。』
特設サイトもおかげさまで好評です、ありがとうございます。
詳しくは特設サイトに書いてありますが、イベント前日の今日はせっかくなので前夜祭的に、出演者の皆さんにまつわる動画をご紹介しようと思います。

まずは金星音楽団に参加する権藤さんとのタワレコインストアの模様。
この「しごとのうた」や権藤さんアレンジでシングルリリースした「フォークダンス」、明日はさらにパワーアップしてやります!



同じく金星音楽団に参加する、めいりんと知久さん。権藤さんプロデュースにより「くもりな」として昨年リリースした名盤のセカンドアルバムから一曲を↓このアルバムには僕もコーラスやタイプライターで参加しています。



サウンドの他に、今回の金星音楽団にとって大事な役割を担うのが、白神さんです。詳しくは実際に見ていただくとして、、これはFESTIVAL TOKYOでの模様。明日は、リリー&ジャスミンとしてのお披露目ライブも! 


こちらはANIMAの1stアルバムより。この曲のデモCDがきっかけで様々なことが始まりました。レコーディング当時を思い出し、感極まりそうですが、、懐かしい!


ANIMAやソロとしてリリースしたレーベルHEADZ。三浦さん(□□□)はHEADZの先輩でもあるのですが、そんな□□□の名曲「メローメロー 」をどうぞ。こっちはもっと懐かしい!


SUBMARINEは動画が見つからなかったので、画像ですが、雰囲気が伝われば幸いです。

ではでは、明日、お待ちしています。

『金星音楽団の一夜。』よろしくお願いします!




2013年6月5日水曜日

窓の外と窓の中【銀河鉄道関西ツアーを終えて】


【窓の外】

朗読劇『銀河鉄道の夜』ツアーが終わった。東京に戻ってきて今日でちょうど一週間である。
旅の疲れはすっかり取れたけれど、まだまだ記憶は鮮明で、いろんなシーンを思い出して胸が熱くなる。よいツアーだった。

それはそうと、帰ってきて窓から顔を出すと、景色がだいぶ変わっていることに気がついた。なんだか緑色多めの世界が広がっている?

どうやらこの前から育て始めたバジルがかなり育ってきたらしい。その隣の紫蘇(しそ)の葉もスクスクと成長している。水菜に至っては、それはもうかなり爆発的な繁殖力で、見てるだけでこっちが恥ずかしくなるぐらいの溢れっぷりである。

そういえば、銀河ツアーの少し前に彼らを間引いたりしたのだった。育ちのいいものを残し、泣く泣く引っこ抜いた。
手元が狂って、育ちのいいものを抜いたりしてしまって、一人複雑な気持ちになったりしたけれど、
そんな試練を乗り越えて、いわば選抜された彼らが、ツアーの間、さらに成長を遂げ、現在、きらきらと目の前で光っていた。

感動と同時に腹も減ってきたので、料理に使おうと、成長した彼らをひとつひとつ捥ぐ(もぐ)ことにした。
もいだ瞬間、バジルはバジルの香りが、紫蘇は紫蘇の香りがスーっとした。

香りがするのは当たり前なのかもしれないが、僕はとても驚いた。匂いで感動するなんて初めての経験かもしれない。
これが漫画なら、それこそ、香りがキラキラと散らばっていくようなエフェクトを付けたいぐらいの、いい匂い。

というか、いわゆる普通のバジルの匂いだと思うので、今までも嗅いだことあるはずなのに、なんというか、胸にくる。
バジル、バジル、そうか、これがバジルの匂いなのか!!

僕はいまだかつて、香りとかそういうものに興味をもったことがなかった気がする。
さすがにうんこの匂いとかは嫌だけど、とりたてて好きな匂いもなかったし、こだわりもなかった。

でも、「あの土から芽を出したのか、、」とか、「あの水をたくさん飲んで成長したのか、、」と考えると、普段は興味のなかったバジルたちの匂いにも何かの意味を感じたくなってくる。

香りがスーっと広がったとき、僕は、彼らが挨拶をしているように感じた。
つまり、もいだ瞬間に散らばる香りは、言葉をしゃべることがない彼らなりの、自分へのメッセージのような気がしたのだ。

とはいえ、たいしたことは言ってないだろうけど、きっと、「やあ」みたいなことを伝えてくれているのではなかろうか。。

私、バジルを捥ぐ
バジル「やあ」
私、紫蘇を捥ぐ
紫蘇「やあ」
私、水菜を捥ぐ
水菜「やあ」

みたいな会話?対話?をなんとなく繰り返しながら、しばらく花壇の前でじっとしていた。

「リア充への道はコミュニケーション能力、いわゆるコミュ力(こみゅりょく)が大切」
だと何かのサイトに書いてあった気がしたが(お気に入りに追加した)、まさか今ここにきて人間を越えてバジルとコミュニケーションするとは思わなかった。。

(そういえば昔買った「HOW TO SEX読本Vol.4」にも似たようなことが書いてあった気がする。自分勝手なのはいろいろよくないのである。)

そんなことをバジルたちと楽しくしゃべりながら、いや、さすがにそれだとやばい人な気がするけれど、とにかく僕は太陽の日差しを浴びて、静かにコミュ緑(こみゅりょく)したのであった。

そして、彼らはおいしかった。食べるたびに口の中から「やあ」「やあ」とバジルが言う、紫蘇が言う。うざいぐらいである。でも嬉しい。これからは食べ物を丸呑みしないようにしようと思った。

【銀河鉄道】

銀河鉄道ツアーでは、いろいろなことを考えた。
いつもそうだけど、一週間ではとても消化できないぐらいの内容量だった。

京都公演は叡山電車の車内。
高知公演は仁淀川の真ん前。
大阪プレイベントには猫がいて、
最終日の大阪公演は小雨が降っていた。

各地では初めて会う人ばかりだったけれど、その一人一人と濃厚な旅をしたかのような、でもまたすぐどこかでバッタリ会いそうなそんな気持ちで別れた。
話しかけてくれて嬉しかったです。ありがとうございます。

そして、スタッフのみなさんにはただただ感謝でいっぱい。
ツアーを重ねるごとにパフォーマンスに集中しやすかったり、どんどん様々なことがスムーズになっていくけれど、
それはみんなが事前に環境を整えてくれているからで、ツアーごとに次々によくなっていくからなのです。心強いです。

本番は、その場でしか出せない空気をまとって、会場ごとに響きを変えて、宮沢賢治の言葉が美しく(バジルや紫蘇の葉のように!)きらきらと散らばっていく、そんな空間になったと思う。
観に来てくださった皆さんと、四人の演者と銀河クルーと各地の協力者の皆さん、すべての乗客を乗せて銀河の車両が凛々と揺れていました。

だけど、最終日の大阪公演はそれとは違った、もう一つの別の扉が開かれていた気がする。

あれは時間?何かの軸が歪んでいた。自分の体が驚くぐらい軽かった。
心斎橋大丸劇場には叡山電車が走っていた。仁淀川が流れていた。東北のめぐった街の音が溢れていた。猫やサソリやあらゆる動物が歌っていた。

ステージが終わって、挨拶をした柴田さんが泣いていた。
あのシーンを思い出すだけで僕は涙が止まらなくなる。毎日思い出す、だから毎日泣いている。まだ僕の心はあのステージにいるような、まだ立っていたいような。
朗読劇『銀河鉄道の夜』、この場所に自分が立てていることに、そのためにいろんな力をくれたすべての人に心から感謝しています。

ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


そんな感じで銀河鉄道に乗ってる間に僕は少しだけど変わった。
その間にバジルはもっと変わった!
同じ太陽に照らされて、月に導かれて、なんかいろいろみんな一生懸命生きているんだな、と思う梅雨のベランダなのだった。

ここから金星が見えるだろうか。明星に会えるだろうか。
宮沢賢治が名付けた名前を借りて、6月28日『金星音楽団の一夜。』特設サイトがそろそろ完成です。

2013年5月31日金曜日

レールと自転車


梅雨入りしていた!ガガガガーン、である。

5月のうちに梅雨入りしてしまって、なんとなく、
「やられた!」
という気持ちになっているけれど、雨の日はいい曲もいっぱいできる気がするので、プラスマイナスゼロといった感じだろうか。。
そんなことはさておき、

朗読劇『銀河鉄道の夜』関西ツアー、無事に終わりまして東京に戻ってきました。

会場のほとんどがSOLD OUTという、あまりに嬉しい状況で、ご来場の皆さんはもちろんのこと、各地で公演の準備や応援をしてくださったスタッフの皆さんに感謝でいっぱいです。どうもありがとうございました。待っていてくれた皆さん、本当にありがとう。

銀河鉄道の旅に出るたびに、いつもたくさんのことを学びますが、今回もとても大きな気付きがありました。それはまだまだうまく言葉にできないけれど、またゆっくりと。


そんな感慨もありつつ、言葉の旅は続きます。しかも明日は鉄道ではなく自転車なのだ!

明日6月1日(土)は今週開催中の『PAPERSKY』によるイベント「ツール・ド・ニッポン」に出演します。自転車で東京を走る、そんな夜です。

夕刻の日の出桟橋に集合し、

水上バス→ナイトライド→銭湯→SHIBAURA HOUSE設置のテントで街を見下ろして就寝zzz

という素晴らしいメニュー。

僕は小説家の温又柔さんを特別ゲストにお招きし、就寝前の朗読とライブのひとときを担当させて頂きます!

詳細はこちらまで。

温又柔さんとのパフォーマンスは今回が初ですが、現在、銀河鉄道に続く一つのプロジェクトを共同作業していまして、非常によい感じで進んでいます。近々、改めて報告します!

それでは、素敵な6月の幕開けになりますよう。晴れたらいいな。

2013年5月26日日曜日

【動画】『銀河の車窓から』〜京都・叡山電車編〜

朗読劇『銀河鉄道の夜』関西ツアー、ついに始まりました!

初日の京都公演、無事に終わり、今から高知に向かいます。

順番が前後しましたが、京都公演前日のセッティングの模様をpool side nagayaに映像にしてもらいました。

動画版スペシャルblogです!→
『銀河の車窓から』〜京都・叡山電車編〜

2013年5月23日木曜日

【ニュース】6/28(金)初企画イベントの詳細情報です!


長らくお待たせしましたが、628日(金)の小島ケイタニーラブ初企画、詳細情報が出ました。明日以降、このブログやホームページ、twitterfacebookなどなど、詳しくお知らせしますが、まずはとりいそぎ!
きっと素晴らしい夜に。よろしくお願いします。


小島ケイタニーラブ presents『金星音楽団の一夜。』
日時:2013628日(金)
会場:代官山"晴れたら空に豆まいて"開場 / 開演:19:00 open / 19:30 start前売り / 当日:2,500円(1drink別) / 3,000円(1drink別)

出演:

小島ケイタニーラブ  with 一夜限りの金星音楽団 【ゴンドウトモヒコ(pupa)、めいりん・知久真明(くもりな)、白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)、オギノ祥弌・倉田ミロ・石川ユウイチ(ANIMA)】

三浦康嗣(□□□)with SUBMARINE

リリー&ジャスミン(白神ももこ&西井夕紀子)

2013年5月16日木曜日

焙煎所と海の家

Exciteニュースにてコーヒーコネタがアップされました。
ジャコウネコの糞から採取した"幻のコーヒー"を飲んだ感想など、楽しく書かせて頂きました!
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1366725882905.html


しかし、それはそうと、体が重いのだ。たぶん肉が付いてきているのだ、と思う。
そして理由もわかっている。

オリーブオイルである。

自炊初心者の僕がおしゃれっぽい料理を覚えてしまったのがいけなかった。

オリーブオイルを大量に使うアヒージョという料理である。
スペイン語か何かだろう。発音してるだけで気持ちいいではないか。
しかもおいしい。にんにくを大量に炒めたり、にんにく好きの僕にとってはまるで運命の出会いのような料理なのである。

このアヒージョを作りたいがために毎日のように大量のオリーブオイルを使ってしまっている。
おそろしいことにキッチンの上のオリーブオイルが視界に入るだけで自動的にアヒージョを作るモードに突入してしまう。なにかと影響されやすいのだ。

まあ、でも、そんなときはやっぱり体を動かすに限るね、ライブだ!

というわけでやや無理矢理な展開でしたが、告知です。

とはいえ、あまり体を動かさない弾き語りライブなんだけど、今週末も様々な素敵な場所で歌いたいと思います!
(6月28日のケイタニーラブ初企画についても近日発表します!)


【5月18日】
まず土曜日は小田原スズアコーヒー店。
the coffee groupやコーヒーコネタでもたくさんお世話になってるコーヒーマスター鈴木雄介さんのお店。

カフェでライブはたくさんやったけど、今回はなんとコーヒー焙煎所!
つまり、カフェライブならぬ"ロースターライブ"なのです。

1000円でコーヒー付きですが、食べ歩きイベントの一環ということで、食べ歩きの際は別途1000円かかります。

詳細はこちらまで。
http://shunkei.com/


【5月19日】
そして翌日、日曜日もライブします。
こちらは東京杉並にある「海の家」というスペースで「海開き」というイベント。

サボテンを中心に多肉植物やエアプランツなどを販売する「varench apart 15」の出張ショップ、

立川のパン屋さん「シンボパン」によるトースト屋さん、

僕の投げ銭ライブ、

あゆみ食堂とフォトグラファー神ノ川智早さんによる居酒屋&小料理屋

と、昼下がりから夜までやってます。

僕は弾き語りでショートステージを数回する予定。お近くの方など、好きな時間に、お気軽にどうぞー!

詳細はこちらです。海の家をオフィスとする写真家・品田さんのブログをどうぞ。
http://hiromishinadadiary2013.blogspot.jp/



というわけで今週末はコーヒーやトーストの似合うおしゃれな感じを漂わせたい!やってみる!

2013年5月11日土曜日

ワインとマウス


金曜の夜に白ワインを飲んでしまっている。おしゃれだ。。

今までまったくといっていいほど料理をしなかった僕だけど、最近になって少しずつ料理を始めている。
興味を持ち出すといろいろ感動もあって、今日知ったのだけど、白ワインは調理するときにフライパンに入れてジューッとやったりして、結構、大切な存在なんですね。


なんとなくだけど、
「赤ワイン」に対して「白ワイン」は、

スーパーマリオブラザーズに例えると
「マリオ」に対する「ルイージ」
みたいなイメージがあって、

テレビとかでよくあるようなワインが目立つシーンを想像すると
「何年モノのワインです。」とか「ワインレッドの〜」とか、、
思い浮かぶのはだいたい白じゃなくて赤なのだ。

だから、いつもおいしいところは赤ワインに持ってかれる!
というイメージが勝手にあったのだけど、実は白ワインはたくさんの料理に鏤められていて、目に見えぬところで僕の味覚を幸せにしてくれていたらしい。ルイージに感謝です。えらい!

それはそうと、話はまったく変わるけど、今まで基本的にiphoneを中心にいろいろ作業していた僕ですが、PC中心にブログ、twitter、facebookとかをやることにしてみました、というどうでもいいご報告です。

どうでもいい、とは言ったけど、自分的には非常に大きな出来事で、何が違うかというと、キーボードを打つこの感覚がもう"たまらない"のである。

白ワインを飲んでるからかもしれないけど、キーボードで文字を打つと振動が心地よくなんだか気持ちが高まってくる気がするのだ。
ENTERキーが特にテンション上がる。やばい。クイズ選手権で早押しをするときの気持ちはこんな感じなのだろうか。

というか、もはやENTERキーを押したいがために文字を書いている状態である。
勢いがつきすぎて、ENTERのたびにワインをこぼしそうになるので、よくわからない緊張感まで生まれている。
うーん、このままENTER中毒になってしまうのか。。

とりあえず、明日もがんばるぞ、という報告でした。
よい週末を!

2013年5月6日月曜日

ゴールデンとウィーク⑷

小島ケイタニーラブ+ロケットorチリトリ、無事にライブ終わりました。ありがとうございました。

このところやや封印ぎみだった
"おっぱいカントリー"
という曲を、こどもの日ということでひさびさに演奏しました。

おっぱいを連呼するだけのこの曲に、会場は予想に違わず引き潮でしたが、紅二点のロケットorチリトリの二人の叙情溢れるギターフレーズがかなりの哀愁を感じさせて、いつになく深めのカントリーになったと思います!
僕のわがままに付き合ってくれて、ロケチリの二人、本当におつかれさま。

5/5@六本木スーパーデラックス
セットリスト

新曲
敗走詩集
しごとのうた
image
May Windy
おっぱいカントリー
雪洞
パークロカ
春休みの夜

6/28(金)のケイタニーラブ初企画、進んでます。
さらにさらに素晴らしい内容になりそう。今週から徐々にお伝えします!

2013年5月3日金曜日

ゴールデンとウィーク⑶

一昨日は代田橋にて、打ち合わせのあと、しゃけ小島というシャケ料理専門店でご飯を食べた。

うーん、これは、また...

名前がひどい!
でもシャケがおいしい!

僕も小島の端くれとして応援します。イクラを食べ忘れたので、改めて行かなければ。

ちなみに鮭のことを
シャケともサケとも言うけれど、使い分けに関してはこれといった決まりはないらしい。
方言説など諸説あるけれど、どっちの言い方も正しい様子。

ただ、一度、サーモンのことをシャーモンと呼んでいた人を見かけたけど、これは多分間違ってると思う。。

さて、今日は新連載の告知です。

ついに紙媒体、はじめての連載を持たせて頂くことになりました。

写真家・若木信吾さんの経営する"BOOKS AND PRINTS"
の刊行する雑誌"BOOKS AND PRINTS JOURNAL"にて、
「巨大生物ハッシーを追え!!」
という連載を始めました。

昨年、地元浜松の浜名湖に突如として現れた謎の巨大生物ハッシーについて、リサーチしてまいりますので、何卒よろしくお願いします!

雑誌はついこの前、発売されて、都内だと代官山 蔦屋書店、渋谷パブリッシングなどで取り扱われているようですが、すでにかなりの売れ行きのようです。

皆さまにハッシーの魅力が伝わるか、未知数ですが、がんばります。
ハッシー、シャケとか好きそうだなー。

それではとりいそぎご報告まで。
今からロケットorチリトリとのリハーサル。5月5日に向けてロケット小島の導火線に火を付けます!




2013年5月1日水曜日

ゴールデンとウィーク⑵

昨日のネコ記事の食いつきが良すぎて怯えている。

目の前の猫じゃらしにハンターさながら飛び掛る猫の様子を見ていると、
"ああ、やはり野性の何かが燃えているのだなあ!"と思ったりするけれど、ネコ好きの方々のネコに対する反応も同じように凄まじい反射速度な気がするのだ。
目の前をシュッ!ときたらピャッ!
シュッときたらピャッ!!なのだ。

もしかしたらとてもサバイバルなネコ好き世界に生半可に足を踏み込んでしまったのでは、とかとか考えつつ、僕は数日後に迫ったライブの準備などしています。

そう、今週の5月5日こどもの日は六本木スーパーデラックスで、ロケットorチリトリをスペシャルゲストに迎えライブがあるのだ。

こどもの日イベントということで、なんだかめでたいイベントの様子。
3/3のひな祭りには、ロケチリに加わり演奏したけど、今回は逆パターンで、つまり僕のライブを様々な形でロケチリ柴原さん+マルさんに助けてもらいます。
いろんな曲、今回もたっぷりやりますのでぜひ〜。ご予約・タイムテーブルなど詳細はこちら。

あと、ついに始まった新連載などについても告知します!

(続く)


2013年4月30日火曜日

ゴールデンとウィーク

リア充である。

何がリア充かというと、まずはゴールデンウィークである。
晴れたゴールデンウィークにコーヒーをいれてしまったりしている!

先日のライブで頂いたコーヒーはとてもおいしかったです。ありがとうございます。

あと、少し前から猫との生活が始まった。猫を見ているだけで、時間の流れが変わってくるような気がして、不思議な気持ちで過ごしている。

それはさておき、とにかくかわいい猫なのだ。

ギターを弾いてると、猫が振り向く。タイプライターにはもっと反応する。タイプライターのチーン、という音には、それはもう、これでもか!!というぐらいに反応する。

"我輩はビートニクである。(猫)"

そして、これは自分的に超ド級ニュースなのだけど、これまで、まったくといっていいほど、したことのなかった料理を始めてしまったのだ。。

(次回に続く、というか、これといった脈絡もなく、ダラダラと紡ぎます)

2013年4月22日月曜日

タイプライターとカポタスト⑷

4月19日、青山 月見ル君想フでのライブ、無事終了しました。
観て下さったみなさん、ありがとうございました。

くもりな知久さんの素晴らしいベースが僕の歌を支えてくれました。知久さん、おつかれさま、ありがとう。

一夜限りのセットリストです!

1.敗走詩集
2.しごとのうた
3.月がとっても青いから(菅原都々子カバー)
4.パークロカ
5.新曲
6.春と修羅(featuring古川日出男さんの朗読音源)
7.十五夜バタフライ
8.春休みの夜

とにかく楽しかったなあ。

6月28日(金)には、引き続き、くもりな知久さん、新たにpupaから権藤知彦さんを迎えライブいたします!もっと人数増えるかもしれないけど、詳細はまた改めて。

とりいそぎ感謝のままに。ありがとうございました!

2013年4月19日金曜日

タイプライターとカポタスト⑶

twitterの返信を書いていて、ようやく大事なことを書き忘れていたことに気づいた。


今夜は、知久真明(fromくもりな)を迎えた、45分間、一夜かぎりのスペシャルセットです!


言えた!
"一夜かぎり"
なんでこの言葉が今まで出てこなかったのだ。。

あと、報告ですが、6月に明治大学での管啓次郎さんの総合講座「作る人になろう」にて、講師をさせて頂きます。

そうそうたる顔ぶれの講師陣の中で、不安が先行しつつありますが、まずはあれですね、教室にドアを開け、ツカツカと黒板に歩いていき、名前をカッカッカッと書きつけて、

私がケイタニーラブである、ばーん!

とやってみたい。緊張で指つりそうだけど。

他にも嬉しいご報告いくつかあるので、また改めて。

今日は最高のライブするぞ!

2013年4月18日木曜日

タイプライターとカポタスト⑵

今日はローソンCSホットステーションにて、ANIMAが流れているらしい。
http://www.lawson.co.jp/search_music/smt/request.html

みなさま、お立ち寄りの際はぜひ◎

さて、そして明日はついにライブだ。
セットリストも無事決定し、とてもよい感じにテンションが上がっている。

知久さんと衣装についても決めた。
今までは衣装について考えることが余りにもなさすぎたが、これはまさに今年度の気合いの現れである。
がんばる!かっこつける!

明日は新曲をたくさんやるけれど、アルバム収録曲もたくさんやるし、朗読劇『銀河鉄道の夜』のスピンオフ的な何かもやる予定。会場の月見ルにぴったりのはず。

あとは、嬉しい報告もします。そちらも楽しみに。

よろしくお願いします!

2013年4月16日火曜日

タイプライターとカポタスト

今日は、今週金曜日のスリーマンに向けて、くもりな知久さんとのリハーサル。

前回合わせた感じもとてもよかったけど、ようやく全体のイメージが固まってきたので、今日はきっともっといい感じになりそう。早く合わせたい!

あと、今回のリハにはタイプライターを持っていこうと思う。
銀河鉄道ツアーでは始終行動をともにした相棒だけど、19日も第三のメンバーとして参加してもらうつもり。

とりいそぎ。またまた報告します!

2013年4月15日月曜日

焚き火とギターケース

相模湖でのMountain Meeting、無事終了したようです。

僕は初日、焚き火の前でライブして、終電あたりで東京に戻ってしまったけど、たくさんの人に声を掛けてもらえて嬉しかった。ありがとうございました。 

4年ぶりに会う親友のクニちゃんが偶然会場の近くに来ていて、ギターを弾いてもらった。昔からそうだけど、二人で演奏してるだけで、感極まって泣きそうになる。クニちゃん、最高だったよ!ありがとう。 

帰り際、iphoneをなくして、スタッフの皆さんとクニちゃんに迷惑かけたので、そのiphoneで録音しました。感謝の歌。また会いましょう。
http://soundcloud.com/keitaney/sounds-from-monday-morning



2013年4月13日土曜日

チャイムと緞帳⑷

さてさて今日は相模湖の廃校で焚き火したり歌ったりのイベントである。

昨日の続きだけど、そんな密室的な場所で夜を過ごしたりしたら、やはり恋が生まれたりするのか、、またまた主催の嶋津さんに聞いてみた。

答えとしては、可能性としてはNoではないけれど、僕が想像(期待)しているようなエロエロな感じではないという。

どちらかというと、イベントの夜はエロい意味とかではなく、楽しい出会いと交流の場所になっているらしい。
もちろん、それが恋のきっかけになることはあるだろうから、そういう点ではトキメキ要素はいっぱいなのだ。

なんだかそれはそれで、修学旅行みたいでとても素敵ではないか。。

なんとなく修学旅行の思い出といえば、トラウマしかない気がしているけど、もしかしたら今こそリベンジできるかもしれない!

なんてことを考えつつ、相模湖に向かいます。いらっしゃる皆さん、よろしくお願いします。

2013年4月12日金曜日

チャイムと緞帳⑶

一昨日の続きである。
ついに廃校イベントが明日になったのだけど、気になるもう一つのことは、、

♡夜をどう過ごすか♡

である。

といいつつ、僕は当日にそのまま帰る可能性が高いけれど、参加者は廃校の一室などで朝を迎えたりするらしい。。

それは、つまり、恋の予感?

そこのところ、どうなってるのだろう。またもや主催の嶋津さんに聞いてみた。

(次回へ)

2013年4月10日水曜日

チャイムと緞帳⑵

昨日の続きである。

というわけで、主催の嶋津さんに会場の廃校に心霊現象はないのか、野犬とかに襲われないのか、包み隠さず聞いてみた。

すると、
「どちらもまったく大丈夫!」
ということ。(そりゃそうだけど)

何回か開催しているイベントの中で、一度もそのようなアクシデントは起きていないという。

自分の昔作った曲で、敗走詩集という、犬が出てくる歌があるのだけど、さすがに野犬に噛まれながら歌うのはちょっと辛い。

帰り道、やけに肩が重いな、というのも勘弁である。

だから、ひとまず安全ならよかったよかった、という感じです。

そんなわけで、とりあえず安心した僕だが、まだ一つ気になることがあった。

(次回へ)

2013年4月9日火曜日

チャイムと緞帳⑴

先週送ったメールマガジンのレスポンスがあって嬉しい。
変態読者の方も喜んでくださったようだ。

さて、今週末は神奈川で弾き語りライブ。Mountain Meeting 2013という相模湖の山奥の廃校で行われるイベントで、昨年まで木下美紗都さんも出演していた。
ありがたい繋がりで今年は僕が出演するのだけど、この数日でいくつかの不安が生まれてきた。

山奥、廃校、から連想する僕。そして導かれたものは......

・心霊現象はないのか。

・野犬とかいないのか。

大きな不安は以上の二つ。
さっそく主催の嶋津さんに電話して聞いてみることにした。

(次回へ)

2013年4月5日金曜日

各停と区間準急⑤

プロ野球が開幕していた。
センバツ甲子園もやっていた。
国民栄誉賞のこともやっていた。

なんだか野球のニュースをよく見る数日間だった気がする。
そういえば"センバツ"って、"せんみつ"みたいでいいですね。

僕は野球に関してはちっとも詳しくないけれど、なんとなくな憧れとして
"予告ホームラン"
は絶対的にかっこいい!というイメージがある。
何事も何か宣言して、それをきっちり決めたときは、かっこいいものだ。

さて、そんな中、予告ホームラン空振りのお知らせをしなければいけません。

あの、ちょっと言いづらいことなのですが、今日配信すると宣言したメールマガジン、明日でもよろしいでしょうか。。

ギターで例えるとですね、様々なチューニングが間に合わず、、
まあ、その、バッターで例えるとね、、
いやあ、その、すいません。
明日こそ必ず。
予告場外ホームラン、打ちますので!

2013年4月4日木曜日

各停と区間準急④

メールマガジンの配信希望メールが次々と入っている。ありがとうございます、励みになります。

さて、そんな中、大変なメールが届いた。配信希望の一つなのだが、

(以下、ご本人に転載許可頂いております。)

ケイタニーさんのファンです。

でもAカップです。

胸なき胸を震わせながら、ケイタニーさんの歌を聴いています。

だからAカップでもファンでいて、いいですか・・・?
(以上、転載許可もらってます!)

、、、
ええと、僕は責任を感じているのだ。

これまで自分に正直に、特におっぱいに関しては溢れるままに書きたいことを書き連ねてきたが、どうやら液晶画面の向こうで、一人の女性を変態覚醒させてしまったようなのだ。

カップサイズについてはこの際おいておいて、おそらく、ただおっぱいネタを言いたくてウズウズしている感じがガンガンに伝わってきて、結構やばい。

責任を感じている、
というか、いや意味がちょっとよくわからない。。

しかし、こうやって愛あふれるレスポンスが来た以上は、こちらも誠意をもって何かせねば、と思うので、この方には定期的に変態メールを送って頂き、当ブログにレギュラー出演というかレギュラー転載させて頂きたいと思っております。(ハガキ職人みたいですが)

引き続きコアなレスポンス待ってます!
あ、普通のメールももっと歓迎です、、

というわけで、メールマガジン明日送るよー。

2013年4月3日水曜日

各停と区間準急③

まったくそのつもりはなかったが、今週は結果的にメールマガジン特集になってしまった。

しかし、内容が充実してきた。
今のところ、ざっとこんな感じである。

【ご挨拶的なもの】
【日々の近況報告的なもの】
【ブログの新企画みたいなやつ】
【ライブ報告的なもの】
【ライブ告知的なもの】
【メルマガ連動企画みたいなやつ】
【黒歴史】

もう、これぐらいでいい、と思う!金曜日ぐらいには送れそうかな。
配信希望メールしてくれた方は、くれぐれも期待しすぎず楽しみにしていて下さい!

いつでも配信受け付け中です。
mail@keitaney.com
こちらまで空メール下さい◎

あ、でも、思い直してみて、やっぱり配信いらなくなった方は
mail@keitaney.com
こちらまでタイトルに「やっぱ、なし!」と書いてメール下さいね。

2013年4月2日火曜日

各停と区間準急②

昨日ブログにも書いた新年度メールマガジン。
なんとなく整えているうちに、内容に凝り始めてしまい、ブログの筆が進まない。
本末転倒というやつかもしれない!

しかし、とりあえず、メルマガタイトルは決まりました。

メルマガ【DARK SIDE OF ケイタニーラブ】

ダークサイドだけに黒歴史も交えつつ、ハートウォーミングな交流を目指したい、と思います◎(内容の空虚さはブログと同じぐらいです)

とりいそぎ。

2013年4月1日月曜日

各停と区間準急

ライブ、無事終わりました。皆さん、ありがとうございました◎

ライブでもお伝えしましたが、新年度ということで、今月から小島ケイタニーラブのメールマガジン的なもの始めます!

興味ある方は空(から)メールでいいので、
mail@keitaney.com
にご一報下さい◎

月に一度送ろうと思ってます。
あまり内容は期待せずにいてくれたら助かるけれど、読んでくれたら嬉しい!


というわけで、今年度、初日からすっかり心機一転モードなのだ。

たとえば、先週は「おっぱい」をひたすら連呼してしまったけれど、そういうのも今日からやめようと思う。

一週間連呼した結果、予想していた以上に多くの方に引かれてしまったというのが大きな理由だ。
モテたいモチベーションでブログを書いてたのに、これでは心の距離がますます離れてしまうからだ。

あとはコーヒーへの興味をもっと公言しよう、と思う。
なぜなら、ライブの差し入れでなんとコーヒーを頂いてしまったのである!(茶葉も頂いたけど)

信じがたいがブログ効果である。
なんだか、とっても、ありがたい。
そのうちコーヒー感想など書けるようになれたらいいなあ。

そんなわけで、新年度は自分の発言内容にももっと責任感を持っていきたい、と思っている。
とりあえずコーヒーのブレンドにならって、妄想の配合率を変えてみようか。

僕の発言(ライブ含め)における
「おっぱい:コーヒー」
の割合(当人比)を
「5:5」
からバシーン!と
「2:8」
ぐらいにしてみたらどうだろう。

いや、「3:7」ぐらいかな。。

まずは「4:6」にしておくか。。。


まあ、そんなことは置いておいて、今年度も何卒よろしくお願いします◎
引き続き、よいエイプリルフールを!

2013年3月29日金曜日

胸と春(ラスト)

というわけで、大変に前置きが長くなってしまったけれど、春にぴったりなオッパイ言葉を見つけたので、ご報告したいと思う。

発語の気持ちよさを維持した上で、日本の伝統も感じつつ、散りゆく花びらの儚さもあって、ビジュアル的なイメージも広がっていくような、まさに今の時期、一番美しいのではないかと思われる最強の言葉だと個人的には思います。
それは。。。


『桜色のオッパイ』


......どうだろうか。字ズラを見てるだけでもなにか幸せな気分になってくるではないか。

......つまり、ええと、なんだかこれが言いたかっただけの5日間だった気もしてくるけど、まあそんな感じで、一週間お付き合い下さりありがとうございました。おつかれさまでした!

さてさて、明日は湯島のBar道で素敵な弾き語り2マンイベント。春の新曲ができたので歌いたいな。三月をよい感じで締めくくれたらいいのだけど。

2013年3月28日木曜日

胸と春⑶

ここ数日の寒さもなくなり、今日の東京は再び春の陽気である。

そういえば、花曇りという素敵な言葉があった。まさに今、桜の咲く頃の曇り空の天気のことだ。

花粉やいろんなものが僕は結構、目にくるらしく、この季節は基本的に瞼をパチパチしばたたきながら、いつもよりも更にぼんやりと過ごしている。

ボヤけた視界で見上げた空に向かって、
「ああ、今日は花曇りだなあ」
とか言うとそれだけで、ちょっと体の奥がぼんやり振るえるような感じがして、目は辛いけれど少しだけ嬉しい。

季節の言葉は素敵なものが多い。
やはりどこか儚さも秘めているのだろうし、華やかだったり香り立つような言葉も多い気がするなあ。そういう言葉をメールとかで、うまく使いこなせたらきっとモテるんだろうな(想像)!

そういえば、僕は前回、おっぱいを発語したとき、とても楽しい気持ちになることを力説したのだけど、それと今回のような季節の言葉を合わせることで更に素敵なおっぱい言葉になるかも、と思った。

いうなれば、季節感のあるおっぱい言葉とでも言おうか。そんなことをしばらく考えていた。

そして、なんと、なんと、見つけてしまったのだ。

(次回へ)

2013年3月27日水曜日

胸と春の谷間に

僕のブログのここ二日間の"春のおっぱい特集"が賛否大わかれである。

確かに、今回はいつになくしょうもない内容だけど、女性からの反応の驚くほどの薄さと、特定の男性たちからの異様に熱い応援メッセージがそれを如実に物語っている気がする。

しかし、春はやっぱり、おっぱいなのだ。仕方ない。

あ、それはそうとコーヒーコネタがアップされました!

鈴木雄介さんとの記事で、個人的なお気に入りはこれ→「コーヒーと"恋の吊り橋理論"の関係」

僕のコーヒー修行はまだまだだけど、今年は深煎り気味にがんばってみよう!と思います◎

閑話休題、そんな気合いも虚しく、明日もおっぱいについて書いてしまうのだった。。

というか、もはやどちらが閑話休題かわからなくなってしまってきているが、とにかく「胸と春」あと少し。

今日は窓から春雨を見ていた。マフラーを指で遊びつつ。

2013年3月26日火曜日

胸と春⑵

街を歩いていたりすると、ときどき、なぜか無性にオッパイ!オッパイ!と言いたくなる日があるが、思い返せばそんなときはだいたい気持ちや何かが不安定だったりしている気がする。

理性とは別のところで、体が無意識に安心を求めておっぱいという言葉を発したくなるのかもしれない。

〜フレイバー〜

僕は最近、朝のコーヒーを飲むとき、フレイバーとかを意識している。いまいちよくわかってないけど、コーヒーを味わうには大事な要素らしい。

ほのかなフレイバー

という言葉がある。これはとても素晴らしいと思った。
"ほのかな恋心"みたいに、ほのかという言葉は大体いい感じに使われるし、それにフレイバーがくっ付いたら最強ではないか。

"ほのかなフレイバーを感じながらコーヒーを味わう私"

もうそれだけで、おしゃれな曲が一曲書けそう!やった!

興奮してしまった。話を戻そう。おっぱいを言いたくなってしまう話であった。

おっぱい、と口で言うときに、口に広がるこの何ともいえない安心感と温もりは、コーヒーでいうフレイバーや後味などに近いものなのだろうか、とここ数日考えて始めている。

美しい言葉の発語感をコーヒー鑑定士のように言えたら素敵だなあ。

(次回へ)

2013年3月25日月曜日

胸と春⑴

桜が咲いている。歩く道、歩く街、いろんな場所が桜色に染まっている。

そして僕は春なのでおっぱいについて考えていた。
恥ずかしながら、春はどうしてもそっちに頭がいってしまうのだ。許してほしい。

『おっぱい』

僕はこの言葉に出会えただけでも日本に生まれてよかった、と思っているぐらいで、本当によい言葉だと思うのですが、いかがでしょうか。

発語感といえばいいだろうか、とにかくこの言葉を口にするだけで、穏やかな気持ちになるというか、大いなる大地にわたくしの顔ごと埋もれさせて頂くような安心を感じるのだ。

(次回へ)

2013年3月24日日曜日

ハムとチーズ⑶

そんなハームネーターに対し、僕も最初のうちは目も合わさずに

「はあ、そうなんですかー」

ぐらいしか言わなかったが、あまりにも毎度同じことを言ってくるものだから途中でだんだん面白くなってきてしまった。

「○○さん、それはやばいですよ!
今すぐ工場長のとこに行って、バシッと言ってやった方がいいですよ!」

などと思いつくままに言っていたら、数日後、本当に工場長の部屋に行ってしまった。

きっと、彼はバシッと言ったのだろう。
翌日、ハームネーターと僕が工場のライン長に呼ばれた。

"あの、もう来なくても大丈夫なんで"

こうして僕たちのハム工場の日々は終わったのだった。

いつものように二人でタイムカードを押して、一緒に工場を出た。そして、いつものように"おつかれさまでした"と言って僕らは別れた。

「I'll be back」

さすがに親指はあげていないけど、そんなふうに勝手にシュワルツネッガーの声を頭の中で再生させながら、去りゆく後ろ姿を見ていた。
その背中は、なんだか清々しさを感じるほどで、妙に夕日に映えていたなあ。

帰り道、自販機で缶コーヒーを買った。チャイムの中でぼんやりと浮間の街が揺れていた。

いやはや別れの季節である。
彼は元気だろうか。まだ追われているのかしら。逃げ切れたのならいいけれど。

2013年3月23日土曜日

ハムとチーズ⑵

慣れてしまえば暇な作業なので、自然と僕たちは少しずつ話すようになったのだが、彼はターミネーターとは違う意味で、なかなか危険な男だった。

彼は日々を妄想と戦っているようで、基本的に誰かに追われている様子なのだ。終始周りに目を光らせている雰囲気がターミネーター的に映ったのかもしれない。

本人いわく部屋に盗聴器が仕掛けられているらしく、なぜかはわからないが工場長に盗聴されているという。
話を冷静に聞いていると、どう考えてもそんなことはないのだけど、彼は僕の隣で高速でハムに紐をかけながら、盗聴されていることを熱く訴えるのだった。

(次回へ)

2013年3月22日金曜日

ハムとチーズ⑴

すっかり春らしくなり、陽気と不安でよい曲がたくさんできている。
3月31日の湯島、4月19日の青山で披露できるよう完成度をあげているのだ。

それはそうと、春は別れの季節である。
これは冬の出来事だけど、あるおっさんとの別れを思い出したので、なんとなく書いてみよう、と思う。

もう7年ぐらい前になるだろうか。北区にあったハム工場のバイトで僕らは出会った。

冷凍庫のようにギンギンに冷えた工場内でお歳暮用のハムに紐をかける簡単な作業だが、彼もそこにいて、信じられないぐらいの速さと正確さで次々と紐をかけていた。
体が大きく筋骨隆々、無口で機械的な動きから僕は勝手に
「ハムターミネーター(略してハームネーター)」
と呼んでいた。

(次回へ)

2013年3月15日金曜日

東西線と南北線

京都から帰ってきた。

そして、コーヒーを飲んで、あーだこーだと原稿を書いていた。なんと今日は私の新連載の締め切りなのだー。詳細はまた◎

叡山電車でのライブはとにかく楽しかった。
朝の新幹線で昼過ぎに京都に着いて、木下美紗都さんと合流、打ち合わせランチしてリハしてライブして缶ビール買って帰る!という結構ハードなスケジュールだったけど、新鮮なことばかりだったので、あっという間の一日だった。

イベントにご来場の皆様、というか、電車ライブだから、"ご乗車"の皆様、どうもありがとうございました。

今日の深夜はフィッシュマンズナイト。四曲ほどカバーやります。
書く、書く、歌う、の三拍子で今夜は走り抜くぜ。






2013年3月13日水曜日

エビとアボカド

3月11日、朗読劇『銀河鉄道の夜』東京公演が無事終わりました。

そして、同じ日にまさかの(というか、かなりアクシデント的だったけど、、)イラストデビューしました。

どちらも"続けること""始めること"に意味を感じる場所でした。
きっかけを与えてくれたたくさんの方々に改めて感謝を。

考えてみるとこの2週間は、
4つのスペシャルなライブを経験させて頂いて、
かと思えば2日間で走行距離1000kmという、いささか無理のある東北フィールドワークを敢行しつつ、
はたまた何年ぶりかのジャケットを着て晩餐会にも出掛けてしまうぞ!という、なかなかありえない密度の時間だった気がする。

とにもかくにも"ありがたや"です。
明日は京都叡山電車、明後日はフィッシュマンズナイト。
どちらも楽しみ!頑張る!カッコよさげ!!

あと、朝のコーヒーも一勝三敗ぐらいになってきました。ときどきおいしいかもしれない。春はもっと勝率あげたいですね。

2013年3月6日水曜日

目薬と耳栓

3月11日の朗読劇『銀河鉄道の夜』東京公演がすでに予約満席です。ありがとうございます!

現在、それに向けての大規模なフィールドワークの準備中。
明日、明後日の二日間、古川さんと映像監督の河合さんたちと東北に行くのだ。僕は花巻や大船渡で現地の音たちをレコーディングして、その素材を公演で使用するつもりである。

そんな緊張感の中、一件落着のお知らせです。
先日のブログの疑問がついに解決しました!!

ナイススティックの袋が新しくなったことについて、ヤマザキパンのお問い合わせ窓口に電話したのだ。

聞くところによると、なんと、僕が新装パッケージに気づいた2月、まさに商品自体が変わったのだそう。

「クリームの味を改良し、乳脂肪が増えました」(お客様窓口)

人知れず(僕が知らなかっただけだけど)ナイススティックはナイススティックなりに様々な変化を遂げていたらしい。

味が変わると、合う飲み物も変わったりとかするのかな。聞いておけばよかった、また電話せねば。。

よりナイスに、日々変化し続けるスティック伝説はまだまだ始まったばかりです!
(変な感じにまとめてみた)

アンチョビとオリーブ

コーヒーマスターの鈴木雄介さんと電話していると、結果的にいろいろレクチャーをしてくれるので大変ありがたい。

豆の違いなど少し詳しくなったが、自分で味を確かめてみたわけではないから、あまり意味はないかもしれない。
しかし、知識が増えるだけでなんだか強くなった気がしてくるから不思議だ。

童貞のときに買った「HOW TO SEX vol.4」を読了したときも万能感に包まれた。
もともとガリ勉体質なので、ページの隅々まで夜通し読み、様々な名称を覚えたり、当時の知識は童貞の中では最強レベルを誇っていたと思うが、そんなことより、もっと自分磨きをすればよかったのである!痛恨のミス!

それはそうと、今日は素晴らしい打ち合わせができた。新たな制作へ素敵なスタートが切れそうだ。
またいろんな知識が必要になりそうですが、「HOW TO SEX vol.4」の集中力をそのままに、ガリ勉的にがんばります!

2013年3月5日火曜日

コショウと醤油

コーヒーを飲んでいる。

朝だけではなく夕方も飲んでいる。

香りを楽しむ男のコーヒー好きアピールである。

そんなことはさておき、とある自分のプロフィールをそろそろ新しいのに更新しようと思って内容をやや変えた。

「詞を書き、歌うミュージシャン。」
というところを
「小説とカフェイン好きのミュージシャン。」
に変えたのだ。
趣味をさりげなくいれる、その感じが今にもモテそうではないか。

とはいえ、このプロフィールにするかしばらく迷っていた。

何に迷っていたかというと、もともとは
「小説とコーヒー好きのミュージシャン。」
にするつもりだったのだ。

しかし、ふと"自分はそこまで大々的にコーヒー愛を叫べるレベルではないのではないか"と思い直したのだった。

AKB48の曲に「大声ダイヤモンド」という曲がある。ひたむきなラブソングだが、なにごとも大声で言えるのはすごい覚悟である。

「お、お、俺は、
コーヒーが好きだあああ!」

と大声で言えるのか。ドリップすらおぼつかない今の自分にはまだ言えない気がする。

「お茶も好きだし、コーヒーと合わせてカフェイン系は大好きだあああ!」

これだったら言えそうである。

というわけで、プロフィールも早めの衣替えです。今後ともよろしくお願いします。

2013年3月3日日曜日

ロケットとチリトリ

朗読劇『銀河鉄道の夜』、東京国際文芸フェスティバルのスペシャルバージョン、無事に終わりました!
いい夜だった、皆さんありがとうございました。

そして、ロケットorチリトリ+小島ケイタニーラブも無事に終わりました!
いい昼下がりだった、皆さんありがとうございました。

『藪の中』から始まり、この一週間は本当にいろいろと無事に終わりすぎて、"肩の荷"が次々に降りている。
積み荷の業界でいえばきっと相当なハイライトだ。

なんというか、そもそも"肩の荷"は結構好きなのだ。

昔やったトラウマ的なバイトの一つにパン工場で砂糖をひたすら3.5kgずつ量(はか)るというものがあった。

量ったら袋にいれて置き場所まで腕でかかえたり肩に乗せたりして持っていく。置いたら戻ってまた計るのだが、これを繰り返していると、肩や腰がシビれてきて帰り道はかなりヨロヨロになってしまう。

終業ベルが鳴り、最後の3.5kgを置いたときは、確かに肩の荷が降りていく実感があった。開放感もあった。

しかし、しかし、やはり満足感は今の方が遥かに上だろう。
比べるものでもないが、肩に乗せる荷物選手権があるとしたら、今は満足部門でダントツの優勝候補である。

そういえば銀河鉄道の主役のジョバンニは活版印刷所で働いていた。
活字を拾うジョバンニは、パン工場で砂糖を計る自分とどこか似ている気もしなくはないので、なんだか"俺ももっと頑張ろう"と思ったのでした。

2013年3月1日金曜日

かえると覇王樹

昨晩の虚脱感とともに、ブログを書いている。緊張したのだ。

恐れていた晩餐会は立食スタイルだったので、ナイフとフォークに戸惑うことなく、トークも空回りすることなく、なんとなく切り抜けられたような気がしている。
ワインを人にこぼしたりするような失態もなく、まあ、とにかくよかった、、(安堵)

それはそうと、僕が驚いたのは出された料理のメニューだ。

「ニョッキとキノコのトマト煮
(改行)クスクスとともに」

いきなり倒置法である。これだけで詩的ではないか。
もう、なんだか言い方を変えるだけで、格調高く見えてきてしまうから不思議である。

そう思って、これを自分の日々の生活に当てはめてみた。

「こってりラーメン
半チャーハンとともに」

「チーズバーガーセット
割引券とともに」

なんか違うのだ。
やはり一つ一つのパーツが詩的なのだろうか。クスクスとともに、ってなんかかっこいいもんな。。

そんなことより、今日からが本番である。東京国際文芸フェスティバル、本日より三日間開催。僕は明日の21時、朗読劇『銀河鉄道の夜』です。

おいしいニョッキも食べたし、いいうた歌います!!

2013年2月27日水曜日

鉛筆と墨汁

ビビっている。
非常事態宣言発令である。

3月2日に出演する東京国際文芸フェスティバル。その出演者たちの晩餐会のようなものが今宵、開かれるのだ。

その名の通り、文芸のフェスティバルなので国内外からたくさんの作家さんたちが集うのだが、僕は朗読劇『銀河鉄道の夜』の音楽担当として、いうなればイレギュラーな存在といった雰囲気でミュージシャンとして参加するのです。
だからもう、すでに"謎の男"なのである。

話を戻そう。
僕はビビっているのだ。

何にビビっているのかというと、晩餐会の内容である。
調べたところ、料理はフレンチが出るっぽい。
ナイフとフォークをしっかり使えるか。
ワインをこぼしたりしないだろうか。
やはり気の利いたジョークの一つや二つ必要なのだろうか。。
(下ネタはアウトだろうな、、)

そんなことを悶々と考えている。

とりあえず4、5年着てないジャケットをクリーニングした。
ナイフとフォークの使い方も練習したぞ。刺し貫くのはもちろん己の弱い心だ。

背筋伸ばして行ってくる!メルシー、トレビアーン!

ネクタイと手袋

先日の古川さんイベントの打ち上げで数人から

「Suica買ったって本当ですか?」

と驚愕の表情で声を掛けられた。

つまり僕のブログを読んでくれている、ということなんだけど、そんなことよりSuicaデビューが開口一番のトピックにあがるほどの衝撃なのかと思うと、そちらの方が驚愕である。

そんなに時代はSuica主流になっていたのか。。。

しかし実際使い始めると大変便利な道具なのだ。

驚いたのはバスに乗ったりコンビニで買い物もできたりすること。
なんと、Suicaのカバーする領域は電車だけではないのである。
改札だけでなく生活全般がスイスイスイ〜らしい。

そんな折も折、僕の前にさらに新たな存在が登場してしまった。

PASMO(パスモ)

である。Suicaより便利なのか。そもそも違いは何なのか。そして、二つの関係性は?

とにかく便利は便利で大変ですね。

2013年2月26日火曜日

3弦と5弦

私が"マッスル化"しているらしい。

意味がよくわからないが、長いこと撮影をしてくれている河合監督が昨夜のステージを見て言っていたのだ。

"マッスル化"の意味を聞く前に別れてしまったが、とにかくオス的に成長を遂げている(?)ということではなかろうか。来年のバレンタインあたりにその効果が出てたら個人的にはとても助かるのだが。。

ともあれ、昨日は本当に素晴らしい夜だった。
古川さんデビュー15周年イベントは無事終わりました。満員の会場でのヒデオブジェクトケイタニーラブに感極まるものがありました。

見てくれた皆さんにひたすら感謝を。引き続き頑張ります!

2013年2月25日月曜日

ばんそうこうと綿棒

深夜のブログ更新である。

明日はついに古川日出男さん作家デビュー15周年イベント。
ヒデオブジェクトケイタニーラブとして宮澤賢治『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』、新作の芥川龍之介『藪の中』をやります!

今からとても楽しみ。

芥川と聞くと、僕はなんとなく仙人を思い浮かべる。『杜子春』などで知ったせいかもしれない。
『藪の中』には出てきませんが、明日はどことなく仙人感を漂わせられたらな、と思います。

そうだ、今は深夜だった。
こんな時間に強烈にほしくなるものといえば、ポテトチップスである。

僕は最近、深夜の禁ポテをしているのだ。
深夜に食べて翌朝後悔しなかった試しがないからである。

とくにコンソメ味のポテトは食べ出すと止まらないから、禁コンソメポテである。
そして今、まさにその封印を解くかで迷っているのだ。

「深夜芋是脂肪之素也」

という、どこかの仙人の言葉が聞こえるようではないか。

食べるか、食べないか。
今夜はまだしばらく懊悩が続きそうだ。



とりあえずコンビニ行ってから考えよっかなー。

2013年2月22日金曜日

味噌とマヨネーズ

先週の話だ。

昼下がりの街に出ると、目の前を小学生が歩いている。
帰り道らしく、ランドセルを背負った後ろ姿は見るからにルンルン気分の様子だ。

彼の頭の中では何かの歌が鳴っているようで、少年はそれを声に出し感情豊かに歌っていた。

最初は
「みんなで力を合わせて〜」
と言いながら仲間たちとの固い友情を歌っているのだけど、同じ曲の中で30秒後ぐらいに

「僕の大好物〜」
というフレーズになったので、おそらくお腹が空いてきたのだろう。少年はいつだって腹ペコなのだ。

思い返せば、僕も腹ペコだった。
この少年のように、ご飯と遊びのことしか考えてなかった気がする、小学3年のあの日までは。。

(次回『エロ本を拾う』に続く。書くかわかりませんが)

2013年2月21日木曜日

眉毛とつむじ

今朝もコーヒーをドリップした。ズバリ香りを楽しむ男である。

さて、昨日はめいりん(from くもりな)と作りためていた曲たちをラフに録音した。
ライブ感溢れるものになったと思う、よかったー!

その前の日にはコーヒーマスターの雄介さんからひさしぶりの電話があった。
コーヒー道を歩み始めた僕にとっては、渡りに船、と近々いろいろ教えてもらうことにした。

そんな感じで、めいりんも雄介さんも僕にいろんなことを教えてくれるのだが、ライブ中のMCについて雄介さんに真剣にアドバイスを受けたことがある。

「小島くん、言いたい気持ちはわかるけど、下ネタ、もっと控えた方がいいよ」

ううむ。。
もしかしたら私は何ひとつアドバイスを活かせていないのではないか、、むしろこのブログを筆頭に、彼の誠意を盛大に裏切ってしまっている気もする。

そういえば去年くもりなのリリースパーティーでめいりんとライブしたときも、チャック全開でステージに出てしまい、かなり変態的にリリースを祝福してしまった。これではめいりんもドン引きである。

そうなのだ。
コーヒーの香りを楽しむモテ男になる道はまだまだ遠いのだ。

考えてみてほしい、チャック全開で下ネタを喋りながら香りを嗅いでる男はむしろかえって危険ではないか。

とりあえず、次からは下ネタが言いたくなったら、ズボンだけでなく、お口もチャックということですね!!(無理やりまとめてみた)

2013年2月20日水曜日

皮むき器と計量カップ

かれこれ3年半活動を続けている、小説家古川日出男さんと僕のユニット"ヒデオブジェクトケイタニーラブ"(以下HKL)の次回ライブが決まりました。

5日後の古川さん作家デビュー15周年記念イベントにて、我々の新作『藪の中(芥川龍之介作品)』をやります!ジャーン!

つまり、この日のために現在僕は心の藪にこもって内なる何かと格闘していたのだ。

具体的には曲作りをしているのだけど、内なるものと戦っていたせいか、人生を揺るがす大きな変化があったので、聞いてほしい。

Suicaを始めたのです。

首都圏の改札を"ピッ"とスムーズに移動できる最強のツール、Suicaをずっと持っていなかったのだ。

私の地元は静岡県の西部。東海道中にある新居(あらい)の関所が今も文化財として残っている。

昔の関所はシビアだ。入り鉄砲に出女の世界である。不審者が変装していないか体の細部までチェックされるのだ。

そんな時代と比べると、(比べる必要もないけど)、今は行きたい都市はだいたい"ピッ"である。
Suicaは未来から来た通行手形なのかもしれない。チャージもできるし。

とにかくSuicaを始めてから今日で一週間。
あまりにも単純すぎるが、曲制作もスムーズになってきた気がする。頭の交通整理ができたのだろうか。

心の藪の中もこれ一枚でピッ、である。

、、なわけないか。

2013年2月19日火曜日

クロックムッシュとコーヒーシュガー

昨夜はTMネットワーク縛りのカラオケに行って、ひたすらウォウウォウ歌った。
毎日の生活でなかなかウォウウォウ叫ぶことがないので、とてもよいひとときだった、と思う。

それはそうと今は藪の中だ。
何を言っているかというと、今必死に読んでいる芥川龍之介『藪の中(やぶのなか)』のことである。

藪、といえば、草、林、深く張った"根"が足に絡みつくような様子から、勝手に樹海を想像している。右も左もとにかく"根"だ。

"根"といえば、芥川龍之介はとても立派な巨根の持ち主だった、と語り継がれている。クレオパトラの鼻のように自分の体の一部が語られるのは素敵な話ではないか。

しかも、
「地に根を張る」
が隠れテーマである最近の自分にとって、やはり巨根の持ち主はそれだけでリスペクトに値するのだ。

巨根、文豪、、勝てない。。

よくわからないルサンチマンが僕を襲うが、しかし、「藪の中」と巨根の話はまったく関係ありません。
かえってややこしくなりましたが、そんなふうなややこしさが「藪の中」的でもある。とてもややこしい話なのだ。

とにかく僕は曲を作っている。
タイトルは「藪の中」。よい曲になりそうな予感です、ウォウ!


2013年2月18日月曜日

とろろとほうじ茶

自然薯(じねんじょ)を食べた。
とろろ料理専門店での話である。

メニューのオプションでとろろ芋を選べるので、大和芋と自然薯を食べ比べたところ明らかに味が違う。

大和芋は食べやすいいわゆる"とろろ"。自然薯は濃厚な、なんかやばい感じのとろみを出しているプレミアムなとろろである。

自然薯はとてもおいしかったが、こんな濃厚なものを毎日食べ続けていたら、自分がどんどん変態化してしまいそうな気がした。おいしすぎても罪なのだ。

さてさて、そんな自然薯が生えていそうな、山林で起こった出来事を書いた文学作品にただいま向き合っています。

詳しくまた。

そして、昨夜のライブ、皆さんどうもありがとう。久しぶりの弾き語り、たくさんの新曲をやれて嬉しかったです。とりいそぎのお礼まで!

2013年2月17日日曜日

ドリッパーとティーバッグ

朝起きてコーヒーをいれてみる。
いうまでもなく最近の私は香りを楽しむ男だ。(強調)

しかし、はずかしながら何がよい香りなのか、まだよくわからないでいる。
とりあえず今のところは、出てくる湯気みたいなのに鼻を近づけて恍惚な表情をしている。
ズバリ、香りを楽しむ男のイメージだ。

他にも"の"の字を意識しながらお湯を注いだりしている。
いろいろポイントがあって大変だ。

そんなこんなでコーヒー初心者っぽい毎日ですが、これまでコーヒー環境は決して悪くなかったのです。
向上心の不足とはおそろしい。

わかりやすい例としては、SCAJという大規模なコーヒーのフェスみたいなのに連れていってもらったことがある。
世界中から今年で一番のコーヒーが日本にやってくるのだ。

そこでたくさんおいしいコーヒーの香りを教えてもらったはずだけど、具体的に思い出せない。。
それはなぜか。

あの日は、会場でサイフォン部門の決勝大会が行われていて、コーヒーそっちのけで出場者の女子に心奪われてしまっていたのだった。。

そういえば、大学入試もセクシーな試験官の登場で集中できなくなり落ちた覚えがある。

落ち着け、小島。
落ち着くためのコーヒーをいれるために、30代はもう少し落ち着いてほしい。

2013年2月16日土曜日

ほうれん草とニンジン

17日のライブが目前に迫ってきていた。
近づいてるのは気づいていたけど、思った以上にもうすぐです。

35分×3人の濃密なスリーマンライブ。3月末まで東京での弾き語り公演はないので、みなさまぜひお越し下さい!!

それはそうと、この世界にはいったいどれぐらいの数のオッパイがあるのだろうか。

僕はオッパイを尊敬している。まずその名前が素晴らしいと思うのです。

oppai

これを縦に並べ替えてみよう。すると、、

o
pp
a
i

なんと、女体の形になるのだ!
oが顔、iが足。pはもちろんオッパイだ。
では、これに手をつけてみるとどうだろうか。添付画像の【図1】を見てほしい。

これはもう、どこから見ても女性だ。
次に手を逆にしてみよう、【図2】だ。

これは間違いなく裸でバンザイをしている女性の姿である。とても喜んでいるようだ。

もしかしたら、こうやってp=オッパイと仮定することにより、因数分解のxとyの解を求めるようにpの値を求める公式を見つけることができるのではないか。

pの値、つまりオッパイ数を導き出せるかもしれない。

"あるのは目標だけだ。道はない。我々が道とよんでいるものは、ためらいにほかならない。"フランツ・カフカ

また話題が脱線してしまいました。
明日のライブ、がんばりますので何卒よろしくお願いします。



2013年2月15日金曜日

納豆とポン酢

みんな、落ち着いてほしい。

今日は2月15日だけど、バレンタイン終わったの知ってるかな。
いや、その誰からも連絡ないから日にち勘違いしてるのかな、とふと思ってさ。

それか、もしかしてあれかな、僕がゴミ捨てとかに忙しくて、チョコレートもらう暇ないのかな、と思っちゃったのかな。。

それは誤解です!!
引き続き受け付けてます!

まあ、そんなことはおいておいて、最近はリハに明け暮れている。
17日の弾き語り、25日のヒデオブジェクトケイタニーラブなどなど。
今日は3月3日のロケットorチリトリさんとの曲作りリハだ。

先日のゴミとの決別宣言以来、曲作りやリハの時間の使い方など、やや頭が整理され始めてきた。いいことです。

いいことだが、冒頭のように勘違いを生んでしまうこともあるので、余裕を見せていかなければ、と思ってます。

とりあえず、これからはコーヒーをうまくいれる男になろう。いかにも余裕がありそうではないか。

そして、ドリップとか香りについてブログに書いてみたい。香りを楽しむ男は間違いなくモテる。(予想)

では、コーヒーとともに、よい一日を。
引き続き受け付けてます!

2013年2月13日水曜日

じゃがいもとニンニク

今年も無事にバレンタインの朝を迎えた。走り切れるか。忍者たちの健闘を祈る!

それはそうと、僕は指相撲が嫌いだ。
負けるからだ。

駆け引きに敗れ、指を捕まえられてカウントダウンが始まる、あの負け確定の数秒間に、ふんふんいって体をよじる自分の無力感がつらいのだ。

巣にかかり蜘蛛に食べられていく蝶の断末魔と同じである。

しかし、今日ふといい脱出法が思い浮かんだので聞いてほしい。

カウントダウンのとき相手の親指をちょこっと舐めてみる、というのはどうだろうか。
かなりの確率で指を離してくれるはずである。

考えてもみてほしい。世界レベルの泥棒・峰不二子だって、お色気を使って敵から脱出とかするのである。指を舐めるのは、指相撲界では、かなり画期的アイディアではないだろうか。。

友達はなくすかもしれませんが、どうしても負けられないときはぜひ試してみてね(⌒▽⌒)

それでは、ハッピーバレンタイン!

うなじと薬指

ブログの評判が上々だ。

twitterフォロワーは減っているのに熱いメッセージが届いたりするということは、ディープなブログファンを獲得したということだろうか。。ありがとうございます。

でも、そんな数字ばっかり気にしていてはいけません!
そんなことよりバレンタイン。来るべく如月14日のことである。

僕は自意識過剰である。
ステージに立って歌っているぐらいだし、バレンタインなんか何があるわけでもないのに一日中心臓がバクついて仕事にならない。

かれこれ20年近く、僕は2月14日をバレンタイン忍者との戦いだと思っている。

どこで誰にチョコをもらうか、わからないからだ。
電信柱の後ろに隠れているかもしれない、扉の向こうに張り付いているかもしれない。相手は顔も見せたくないほどシャイかもしれないではないか。

そんな危険な妄想に駆られ、中学高校のときは、朝家を出てから、ポストの中から始まって、通学路の主要ポイント、学校の靴箱、机の奧、カバン、帰り道まで、あらゆる重箱の隅を分単位でつつきまくった。もちろんそんな鬼気迫る童貞にチョコをあげようとするものもいず、チョコらしきものは何一つ出てこなかった。

『チョコは自分で探すべからず。』ニーチェ小島

やはりチョコは自分から探すものではないのだ。暗闇の中を手探りでも、見つかるぐらいの距離にチョコがあるのが望ましい。

いずれにしても過剰に期待するとダメなときのショックが大きいので、今回はブログともども繰り返さないようにしたい、と思う。

平常心で待とう。来たれ忍者!

2013年2月11日月曜日

スプーンと耳かき(遠距離)

長野から帰ってきた。
寒かった。気合の靴下三枚履きであった。

旅の目標は達成した、松本城にも行った。
それはまた書くとして、旅路の車で思ったことがひとつ。

ナイススティックの包装が変わってる!!

コンビニに寄ってハッと思い、欲しくもないのに買ってしまった。
菓子パン界の帝王・ナイススティックといえば赤いシンプルなデザインの細長ビニール袋だった気がするけど、なぜ今変化を遂げようとしたのだろうか。。

めんどくさいけど調べてみよう、と決めた。
変化の季節がやってきている。

※画像中の股間に挟んだナイススティックに深い意味はありません。




靴下とバスタオル

旅に来ている。
男四人の信州旅行である。

昨夜は街が暗くなり始める前から、しこたま飲んだ。
なんてったって、ここは水のおいしい信州松本!
飲んで歩いて、そば、日本酒!歩いて飲んで、そば、日本酒!
そしてただいま猛烈な二日酔いである。死ぬ。。

朝一でニコニコレンタカーに寄って、僕らは今から二日間の旅行のハイライトを迎えに行く。スタッドレスタイヤが走り出した。

ヨーグルトとはちみつ

ひどい二日酔いの歌(リアルタイムver.)

http://soundcloud.com/keitaney/futsukayoi/s-IeuEQ



2013年2月9日土曜日

丸ノ内線と中央線

懺悔である。

"そのゴミを片付けなさい"
と様々な人々に言われ続けてまいりました。

"とりあえずポケットにおにぎりの袋とか入れるのをやめなさい"
とも言われ続けました。

"あなたの目は漆黒の闇ね、希望も何も見えない、真性のクズよ"
とも言われました。

最後のは少しニュアンスが違う気もしますが、ゴミについて言われたことはだいたい合ってますし、わたくしは長い間その忠告を適当に聞いたふりして無視してきたのです。

ああ、ごめんなさい。
今ようやく、といっても結構さっきですが、そのあれに気づきました。
ここに悔い、改めます。。

そんな感じで、今日からの僕のテーマはゴミとの決別である。

『汝、ゴミと決別せよ。』

やはりポケットから食べかけのピーナッツとかチーズが出てきたりするのはよくないと思う。
たとえおいしくて栄養があったとしても、それはポケットにしまうものではないからだ。

それにしても、いつから僕はこんなにだらしなくなってしまったのか。
思えば机の中もプリントやゴミでいつも溢れ返っていた気がする。

僕の中学にはクリーン週間というものがあった。定期的に学校をピカピカにするのだ。
クリーン週間はただでさえ嫌な掃除時間が延びたりして、めんどくさい日々だったけど、そのとき自分がサボった分のクリーン週間が今になってドッと押し寄せてきている、そんな気がするのです。

しかし、俺はもう逃げない!!!↓

小島、クリーン年、始まります。
詳細は2/17、清澄白河、3マンライブにて。
二月はとりあえず掃除と練習の二刀流でいく!

2013年2月8日金曜日

iPhoneとWiFi

わざわざ表明するまでもないですが、わたくしブログを始めようと思います。

といいつつもブログを書くのはこれが初めてではなくて、何度となく立ち上げてみては世界に向かってババババーン!と心を開く準備をしていたのです。

しかし当時の悩みとか挫折とか、というか、つまりその、だいたい失恋などにより再び瞬時に心を閉ざし、そのたびにブログ消去ボタンを押して(連打)しまうのでした。。

でもね、もうそういうのさ、やめにしようじゃないの、俺成長するからさ、、
というわけで決意も新たにnewブログを始めます。
今度は本気と書いてマジです!

【100人乗っても大丈夫、安定のブログ力!】

↑これを目指します。
定期的に書いて生活にリズムをつける!
30越えたら安定感あった方がモテますからね、きっとね。

そういうわけで、いろいろやる気状態に突入するぞー、というご報告でした。
今年もよろしくお願いします。頑張るぞ!頑張りたい!(適度に)